7年間も旅で使い続けたバックパックがボロボロになったので捨てようとしたら、泣けてきて捨てるのをやめた話

みなさんこんにちは。かたぴー(@GEN_RIDER)です。

 

「旅で長年使い込んだバックパックは旅の仲間そのもの」

それをとても感じた瞬間だった。

まさか涙が出てくるとは思わなかった。

僕が使ってきたバックパック

完全防水である

自分が捨てようとしたバックパックは、ORTLIEB(オルトリーブ)パックマンプロ2というやつ。

最大の特徴は完全防水であるということ。

なので雨にいくら降られてもへっちゃらだ。

 

僕は自転車・バイクでの旅をよくするのだが、雨に降られると走行中に荷物が浸水してしまうため、完全防水であることは必須だった。

今年で7年目の現役

このバックパックを買ったのは2011年のとき。

当時僕は大学3年生で、自転車の旅で非常に重宝していた。

 

もちろん旅以外でも

 

社会人になってからもバイクの旅でずっと使っている。

なので、2017年の今年で7年目になる現役のバックパックなのだ。

使いすぎてボロボロになってしまった

現役とは言えども相当な時間使ってきたので、バックパックはだいぶボロボロになってしまった。

留め具は壊れてるし(一応留められるけど)、

バイクの高温状態のマフラーに無意識に当ててしまって表面を溶かしちゃったり。

溶かしちゃったときはまだ穴が小さかったので、裏面からガムテープで補修してなんとか使い続けてきた。

 

しかしついに先日…とうとう表面が裂けてしまった!

手が通ってしまうほどの大きな穴

さすがにこの大きな穴はどうしようもない…。

見た目も良くないし、何よりガムテープで補修したところで完全防水にはならないだろう。

 旅の仲間

泣いてしまった

僕は着る服も使う物も見た目より機能性にこだわるタイプなので、完全防水が売りのバックパックが完全防水でなくなってしまったならば、使い続ける理由がないのである。

 

バックパックもこれで終わりだろうか…。

 

翌日が燃えないゴミの日だったので、バックパックをゴミ袋に入れようとした。

そしたら、このバックパックと過ごした7年間の旅の思い出が蘇ってきた。

 

東京から北海道まで自転車で行ったあの日…

会社の同期と筑波山目指して走ったあの日…

バイクの免許を取って間もない頃に、レンタルバイクで四国を巡ったあの日…

 

ここに書き切れないほど、このバックパックと共に旅をした。

このバックパックがあったから快適な旅ができた。

その旅を経て、今は自信を持って旅が好きだと言える自分がいる。

 

そんなことを思い返していたら、視界がウルウルしてきてしまった

涙が止まらなくなってしまったのである。

苦楽を共にした旅の仲間たち

「ダメだ…捨てたくない…!」

このバックパックを捨ててしまったら、自分のこれまでの旅の一部を捨ててしまうような、そんな気持ちになってしまった。

このバックパックは僕にとって今も大事な旅の仲間なのだ。

 

そういえば、レンタルバイクを借りて4泊5日の四国一周の旅をしたときにも、レンタルバイクを返却するときにとても悲しくなったのを覚えている。

きれいな海、見通しの良い直線の快走路、険しい坂と急カーブの続く峠道…レンタルバイクには四国の素敵な景色のあるところにたくさん連れて行ってもらった。

自分のバイクではないのだけれども、5日間も一緒に旅するとあたかも自分のバイクであるかのような気持ちになる。

世界に一つではないが世界に一つでもある

このバックパックは世界に一つではない。

特注品でもないからAmazonや自転車店に行ったら同じものが買える。

ピカピカで穴も空いていない新品のバックパックが買える。

 

ただ、僕と長時間・長距離を旅し苦楽を共にしてきた、という点に関して言えばこのバックパックは世界に一つなのだ。

いまだ手元にあるバックパック

その日の翌日、燃えないゴミの収集車はやってきた。

ゴミ集積所からゴミ袋を積み込んで、やがて収集車は走り去っていった。

 

でも、僕の手元にはまだバックパックが残っている

結局僕はバックパックを捨てなかった。

 

「使えないモノ持っていてもしょうがないじゃん!」

そういう気持ちはとてもよく分かる。

現に僕は普段からあまり捨てられないタイプだから。

 

ただ今回はいつもとは違った。

モノを捨てるかどうかの際に泣いたことなんてなかったから。

その人にしか分からないモノの大切さってあるんじゃないかな。

 

もし、昨夜捨てていたらどうだっただろうか。

捨てた悲しみが一生続くとは思わないが、長いこと後悔は続いただろうか。

それとも意外と落ち込むことなく平然といられただろうか。

 

大きな穴の開いたバックパックは今も僕の部屋にたたずんでいる。